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ブルーベリーを摘みに、スウェーデンの森へ

スウェーデンの豊かな森 ひさしぶりにスウェーデンを訪れ、まずは穏やかな気候に心の底からホッと安心。 そして空港から...
スウェーデンの森でブルーベリー摘み

スウェーデンの豊かな森

ひさしぶりにスウェーデンを訪れ、まずは穏やかな気候に心の底からホッと安心。

そして空港から家までの道中に車窓から見える、変わらない穏やかな夏の牧草地の風景を眺めては、またまた心と身体が緩み、リラックス。

余談ですが、スウェーデンの前にドバイに数日滞在していたので、湿度高&気温40°Cのドバイから快適な気温20°Cのスウェーデンへの移動は感激でした。温度差が20°Cです。

スウェーデンに着き、家族との再会を喜び、フィーカ。

いろいろとお話しする中で「今年は家の近くの森にブルーベリーがたくさん実っている」との情報をお義母さんから聞き、居ても立っても居られなくなりました。

スウェーデンの森でブルーベリー摘み
Blåbärsplockning i Trollhättan, Sweden

ブルーベリーを摘みにいく

その日の夕方に早速バケツを3個持って、旦那さんとお義母さんと一緒に近くの森へ。

夕方といってもスウェーデンの夏は明るいので、まだまだ日が落ちる様子はありません。

実家があるトロルヘッタンという町は、スウェーデンの南の方に位置しているため、夏は日没が大体夜の22時頃。北部のラップランド地方では日が沈まない白夜になります。

首都のストックホルムや第二の都市ヨーテボリも、太陽が沈む時間帯はトロルヘッタンと同じく夜の22時頃です。

スウェーデンの森でブルーベリー摘み

ブルーベリーについて知る

ブルーベリーは、ツツジ科のスノキ属(Vaccinium)の落葉低木果樹。

その果実が濃い青紫色に熟すことからブルーベリー(Blueberry)と呼ばれています。

北アメリカや北欧など、北半球の各地に自生する種類があり、現在は品種改良したものも含めて 200~300種あるといわれています。

ブルーベリーの果実は緑→赤→青と色を変化させていき、青紫色になったら摘みごろです。熟す期間は品種によっても異なりますが、6月上旬~9月上旬までの夏の期間です。

スウェーデンの森でブルーベリー摘み

ひっそり可憐に成る、ブルーベリー

茂みの中に可憐に成るその果実は、表面がシルバーがかっているのでどことなく気品のある印象。

控えめな小粒ですが、口に入れると酸味と甘みが弾けるように広がります。

のんびりとピックしたブルーベリーを手のひらに乗せて、一粒一粒食べていたところ、「ブルーベリーは一粒だけで食べるよりも、何粒か一緒に口に放って食べた方が美味しいよ」とお義母さんに言われ、試してみると本当にその通りで驚くばかり。

プチプチと弾けるような食感が口の中で楽しく起こると同時に、ジューシーな果肉が口いっぱいに広がり、五感を心地よく刺激します。

スウェーデンの森でブルーベリー摘み
Blåbärsplockning i Trollhättan, Sweden

ベリーはどこで摘めるの?

3人で無心になって1時間ほどブルーベリーを摘むと、バケツ3個が半分くらいまで埋まりました。半分以上は手慣れたお義母さんの仕事の賜物です。

今回ブルーベリーをピックしたエリアは、市が管理する森があるとても広い公園の一角でした。

旦那さんによると、スウェーデンでは国や市が管理する場所に生えているベリーやきのこは収穫してもまったく問題がないそう。

スウェーデンの森でブルーベリー摘み
Blåbärsplockning i Trollhättan, Sweden

スウェーデンの自然は、国民みんなのもの(みんなが自然の恩恵を受ける権利がある)という考え方に基づいているようです。

驚いたことに、私有地についてもゲートがなければ収穫オーケーだそうです。寛容なお国柄が伺えます。

スウェーデンの森でブルーベリー摘み
Blåbärsplockning i Trollhättan, Sweden

ブルーベリーでいっぱいになったバケツをそれぞれ手にして、3人でのんびり歩いて家に帰ります。

「とても楽しい時間だったなあ」としみじみ感じながら、このバケツを持ってゆるゆると家路に着く「今」の時間も満喫。

家に帰ったら、早速ブルーベーリージャムをつくります。

 

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