Sibyllans とは

Sibyllans とは

Sibyllans（シビランス）は、ストックホルムの Östermalmstorg 通りに古くから店舗を構える老舗のコーヒー・紅茶メーカー。

常時180種類以上ものブレンドティーを取り揃えており、まさに老舗の紅茶専門店という風格が感じられます。

伝統あるクラシックな雰囲気でありますが、オーナーやスタッフはとてもフレンドリー。

ちょっと贅沢なフィーカにぴったりのスペシャルな紅茶が見つかります。

紅茶の種類の多さはもちろん、ティーキャニスター（紅茶缶）やパッケージもかわいくて、ついついいろいろ試してみたくなります。

Sibyllans の歴史

Sibyllans（シビランス）は、1916年に コーヒーの愛好家 Hilmer Hansson（ヒルメール・ハンソン）によって創立されました。

もともとストックホルムの Skeppargatan 通りにありましたが、1918年には既に現在の Östermalmstorg 通りに店舗を構えていました。

Hilmer は、2人の兄弟 Sixten と Wilhelm と一緒に、第二次世界大戦後にスウェーデンでコーヒーの配給が普及し始めるまで、コーヒーの焙煎と販売に力を入れていました。

Sir Williams の誕生

Sibyllans は紅茶の販売も始めます。

その頃 Hilmer が考案した Sir Williams （サー・ウィリアムズ）は、すぐに人気のブレンドティーに。今でもファンが多い、お店の看板商品のひとつです。

ブレンド名は彼の兄弟 Wilhelm の名前にちなんで付けられました。

スモーキーで奥深い味わいの Sir Williams は、7種類の中国の茶葉に少しのラプサンスーチョンとアールグレイを加えたブレンドティー。

落ち着いたティータイムにぴったりな知的な印象のブレンドです。

その独特で個性的な味わいで、スウェーデンの紅茶好きな人々を虜にしてきました。

紅茶の愛好家 Henrik Berg へ

Sibyllans は、創業以来同じ家系で3世代にわたって代々引き継がれてきた会社でしたが、2009年にコーヒー＆紅茶の愛好家 Henrik Berg へと次のバトンを渡しました。

Henrik は紅茶の素晴らしい文化を広めることにとても熱心な Tea Lover として知られています。

彼はある取材でこう語っています。

「Sibyllans という文化遺産を運営できることをとても誇りに思う」

2016年に100周年を迎えた Sibyllans。今までもこれからも変わらずスウェーデンの紅茶ラバーズに愛されるショップでありつづけます。